虫には来る理由がある
家の虫は、えさ、水、隠れ場所の三つがそろった所に住み着きます。見える虫をいくら退治しても、この条件がそのままならすぐにまた現れます。だから順番は、原因をなくし、入り口をふさぎ、残ったものを退治する流れです。目に見える一匹はたいてい全体の一部にすぎないことも覚えておきましょう。
- えさ:食べかす、生ごみ
- 水:流し・排水口・水漏れ
- 隠れ場所:すき間、箱、家電の裏
コバエ、ゴキブリ、排水口の小さな虫、米の虫が出る原因をえさ・水・隠れ場所に分け、入り口をふさぐ順番と薬剤を安全に使う方法をまとめました。
家の虫は、えさ、水、隠れ場所の三つがそろった所に住み着きます。見える虫をいくら退治しても、この条件がそのままならすぐにまた現れます。だから順番は、原因をなくし、入り口をふさぎ、残ったものを退治する流れです。目に見える一匹はたいてい全体の一部にすぎないことも覚えておきましょう。
コバエは熟していく果物や発酵したにおいに集まり、そこに卵を産みます。卵から成虫になるまでが早いので、数日のうちに目に見えて増えます。だから飛んでいるものを捕まえるより、卵を産む場所をなくすのが先です。熟した果物は冷蔵庫に入れ、皮はすぐ袋に密閉して捨てます。資源ごみとしてためておく瓶や缶に残った飲み物もよい繁殖場所になるので、すすいでからためます。
発生源を片付けても残っているコバエは、簡単なわなで減らせます。小さなコップに酢や果汁を入れ、台所用洗剤を一、二滴たらすと、洗剤が水の表面張力を下げるので、止まったコバエが抜け出せなくなります。上にラップをかけて小さな穴をいくつか開けてもよいでしょう。ただし発生源が残っていれば、わなだけでは減りません。鉢植えの土の上を飛ぶ小さな虫は土の中で育つ別の種類であることが多く、水やりを控えて土を乾かすほうが効果的です。
浴室や流しの排水口のまわりに止まっている小さなハート形の虫は、排水口の内側のぬるぬるした膜で育ちます。殺虫剤をかけても、この膜が残っていれば出続けます。長いブラシで排水口の内側の壁をこすって膜をはがし、熱いお湯で流すのが要点です。沸騰したお湯をそのまま注ぐと配管を傷めることがあるので、手を入れていられないくらいの熱いお湯で十分です。長く使わない排水口は中の水が乾いて虫や臭いが上がりやすいので、時々水を注いでおきます。
ゴキブリは排水口、流しの下の配管の穴、ガスやエアコンの配管が壁を通るすき間、ドアのすき間から入り、宅配の段ボールと一緒に入ってくることもあります。段ボールのすき間は隠れるのに都合がよく、卵が付いてくることもあるので、箱は玄関で開けてすぐ外に出すほうが安全です。配管まわりのすき間はシリコンやすき間用の充てん材で埋め、排水口にはふたやネットを付けます。夜に動く虫なので、昼間にも見かけるならすでに数が多いかもしれません。
スプレー式の殺虫剤は目の前の一匹を退治するにはよいものの、隠れた群れには届かず、においで散らばらせてしまうことがあります。食べさせるタイプの毒えさは、食べた虫が隠れ場所に戻ってほかの虫にも効くので、根本的な対策に近い方法です。隅やすき間の近く、黒い点のようなふんが見える所のまわりに、少しずつ何か所にも置きます。毒えさの近くでスプレーを使うと虫が避けるようになるので、一緒に使いません。毒えさは時間がたつと乾いて効き目が落ちるため、表示の期間に合わせて交換します。
米、小麦粉、ナッツ、ドライフルーツの袋の中に小さな蛾や幼虫が見えたら、保存食品を食べる虫です。薄いポリ袋は食い破って入ることもあるので、ふたがしっかり閉まる密閉容器に移し、長く置くものは冷蔵保存するのがおすすめです。まとめ買いより少しずつ買うのも一つの方法です。一つの袋で見つかったらその食品は捨て、同じ棚のほかの袋もすべて確かめてから、棚をきれいに拭きます。
殺虫剤や毒えさは、製品ラベルの使い方と注意書きに従います。子どもやペットの手が届かない所に置き、食品や食器の近くでは使わず、まいた後は換気します。煙で広げるくん煙タイプは、火災警報器や火の元、人と動物の退避など、製品の案内を漏れなく守る必要があります。複数の製品を混ぜて使わないでください。集合住宅は配管でつながっているので一軒だけの対策には限界があり、数週間がんばっても出続けるなら管理会社に相談するか、専門の駆除業者を呼びましょう。薬剤を浴びた後に体の異常を感じたら、すぐに医療機関に相談します。
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